何故受けようと思ったのか
所属している会社では、IPA資格を取得した場合は、資格手当(月額)が支給されます。私は応用情報技術者の資格を持っているのですが、資格取得から7年間が限度というルールをすっかり忘れており、いきなり給与が減ったことに焦りを覚え、上位の資格を取得しようと思ったのが始まりです。ちなみに、上位の資格を取得した場合は、永続的に毎月の給料にプラスされます。
何故ネットワークスペシャリストなのかというと、単純にネットワークが好きだからです。
合格するとどんなメリットがあるのか
まずは、上記で挙げた通り、給与が上がるというメリットがあります。毎月の給料にプラスされるのはかなり大きいです。
次に、社内の評価が上がりやすくなるというメリットがあります。昇進の条件に高度資格の取得は含まれていないですが、これまでに昇進した人の傾向を見ると、高度資格の取得が必須と思われます。
最後に、転職の際に保有資格欄に記載できる(アピールできる)というメリットです。転職の予定はありませんが、未来のことは誰にもわかりませんので、取得できるチャンスがあるのであれば取得したいと考えています。
どのように勉強を行ったか
学習方法
学習方法は「直近の過去問4年分を3回繰り返す」に徹しました。当試験は数年前に一度受けたことがあり、今回が2回目の受験です。前回の反省点としては、知識が定着できていなかったことだったので、今回は徹底的に繰り返しを行い、知識の定着を意識しました。
モチベ維持のために実績表を作成
性格上、どのくらい勉強できているかを実績値を可視化できていないとモチベが維持できないので、エクセルで実績表を作成しました。2月頃から学習を始めましたので、3カ月間弱が学習期間です。総学習時間は96時間でした。1日1時間程度の学習時間です。本当はもっと確保したかったのですが、子育てで時間が確保できませんでした。また、2月中旬にはコロナ感染で学習が全く出来ない期間もありました。
個別の試験対策について
個別の試験対策は以下の通りです。
- 午前Ⅰ対策
- 仕事の移動時間や休憩時間などの隙間時間で過去問道場を繰り返し行いました。。午前Ⅰは、出題範囲が広範囲のため、午前Ⅱより午前Ⅰを重点的に対策しました。また、全年度だとボリュームが多すぎるため、出題範囲は令和元年以降のみを対象としました。
- ユーザ登録(無料)をぜひお勧めします。ユーザ登録を行うと、サーバ上に学習履歴が記録されますので、PC・スマホで一度解いた問題を選択しないようにすることや、過去間違えた問題のみを再度学習することが出来るようになります。
- 応用情報技術者過去問道場
- 午前Ⅱ対策
- 午前Ⅰと同じ対策です。
- ネットワークスペシャリスト過去問道場
- 午後Ⅰ・Ⅱ対策
- 過去問の解説書を購入し対策しました。過去問4年分を4回繰り返しました。(当初計画より1周多くなりました。)
- 理解できていない単語については、一旦エクセルにメモを残しておき、隙間時間にWeb検索にて理解を深めました。
- 購入した解説書は以下の4冊です。
試験前日に意識したこと
- 普段と変わらない生活を送るように心がけました。
- 寝不足でパフォーマンスが落ちないよう、少しだけ早く寝るようにしました。
- 当日慌てないように、タイムスケジュールをメモに書き出しておきました。(何時に起きて、何時に出発して、何時に到着するなど)
試験当日に意識したこと
- 試験開始前の30分間は、目を閉じて心を落ち着かせました。
- 休憩時間は、トイレ休憩→散歩(体を動かすことでリラックス効果)→少量のカフェイン摂取(眠くならないように)のルーティーンとしました。
- お昼休みは、昼食(眠くならないような量)→目を閉じながら音楽→散歩→少量のカフェイン摂取のルーティーンとしました。
- 最後まであきらめないことです。特に印象に残っているのが、過去問道場で直前まで見ていた問題がそのまま出題されたことです。このおかげで、午前Ⅰは合格点にギリギリ届いたといっても過言ではありません。
試験の結果はどうだったか→(R6.7.4更新)合格していました
執筆時点では、合格の発表がされていませんので合否はわかりませんが、午前Ⅰ・ⅡはIPA公式サイトに答案が出ていましたので、自己採点してみました。
- 午前Ⅰ:63% (19問/30問) (※自己採点)
- 午前Ⅱ:80% (20問/25問) (※自己採点)
- 午後Ⅰ:-
- 午後Ⅱ:-
案の定午前Ⅰがギリギリでした。午前Ⅰは出題範囲が広範囲に渡るため苦手です。
(2024/7/4更新) 何とか合格していました。午前Ⅱ以外ギリギリでしたが合格は合格です。
試験学習を経て何を得たのか
パケットトレーサー(Cisco Packet Tracer)に出会えた
移動時間中に「まさるの勉強部屋」というYoutuberの方の動画を見ていたのですが、その動画の中でネットワーク通信が可視化できるソフトがあることを知り、衝撃を覚えました。過去問題の中でL3スイッチを跨いだVLANのブロードキャストの範囲が理解出来ていなかったのですが、このパケットトレーサを使って、pingを飛ばすとその通信経路が目に見えてわかるため、ブロードキャストの範囲が明確に把握する事ができました。ciscoのネットワーク機器を業務で扱う機会があれば検証が行いやすくなりそうです。
計画通りの学習を継続出来たことで自信が付いた
当初の計画は「直近の過去問4年分を3回繰り返す」だったので、無事計画通りに学習を進めることが出来たと思います。もちろん知識として定着していないと意味はないのですが、子育てで毎日1時間くらいしか自分の時間がない中で、計画通りに進められた経験は、かなり自分に自信を付けることが出来たと思います。
今後はどうするのか
プロジェクトマネージャー試験の取得に向けて動きだす
秋季(2024年10月試験)では、プロジェクトマネージャー試験を受けようと考えています。過去にも一度受験したことがあるのですが、午後Ⅱの論文を書き終えることができず、不合格となってしまったため、次回は午後Ⅱの論文対策を重点的に行おうと考えています。
午前Ⅰは免除となる想定でいますので、その浮いた時間を午後Ⅱの学習に注力できると思います。総学習時間100時間をひとつの目安として3か月間の学習計画を立てようと思います。(8月から学習開始の予定)
Kindle・OneNoteを使った学習スタイルを確立する
今回は参考書を購入して学習を行いましたが、分厚い本のため移動の際にかさばることが気になっていました。次回は、Kindleを用いて電子書籍のスタイルで学習してみようと考えています。Kindleであれば、書籍をスマホ・タブレット・PC(各デバイス)で共有できますし、OneNoteを駆使すれば、学習ノートを各デバイスで共有できるようになるので、場所を問わず学習が行えるようになります。(職業柄、各デバイスのいずれかは触れる状態です。)
早速、Kindle版の参考書を購入してみました。
手元にPCが無い時に学習する場合は、スマホだと画面が小さすぎるので、タブレット端末くらいの画面の大きさがあればよいのでは?と考え、早速で購入してみました。初めてのタブレットだったので安めの物をチョイスしました。
これから、KindleとOneNoteを用いた学習スタイルを確立していこうと思います。
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